『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』などで知られるスウェーデン人俳優ミカエル・ニクヴィストが死去した。56歳だった。ミカエルはおよそ1年に渡る肺がんの闘病生活の末、この世を去ったという。
ミカエルの代理人は次のようにコメントを出している。「ミカエル・ニクヴィストの代理人一同及び遺族を代表し、スウェーデンを代表する最も成功した俳優の1人である私たちの愛するミカエルが、残念ながら1年に渡る肺がん闘病の末、家族に囲まれる中、息を引き取ったことをここにお知らせいたします」「ミカエルの喜びと情熱は、彼を知り、愛した人達全てに伝わるものでした。彼の魅力とカリスマ性は疑う余地もなく、その芸術への愛情は、幸運にも彼と仕事をする機会のあった人達すべてが感じ取ったものです」
この訃報を受け、ソーシャルメディアでは数々のスターから追悼のメッセージが投稿されている。その中でもジェラルド・バトラーは、昨年ミカエルと一緒に仕事をできた喜びについて語った動画を投稿しており、その中で「こんなことをしようと思うことはめったにないけど、ミカエル、まだ未公開の『コード・レッド・キラー』で一緒に去年仕事をした彼が今日この世を去ったと耳にしたところだ」「彼は僕が作った全ての映画の中でも、1番大好きな人と言えるほどの人物だった。ただ素晴らしい才能と遊び心、そして何よりも信じられないような温かみを備えた彼にお悔やみの言葉を送ることが重要だと感じる。みんな一緒に座ってあの映画を見る時は胸が引き裂かれるような想いになるだろう」とその悲しみの胸中を明かしている。