8日(土)に39歳の若さでこの世を去ったネルサン・エリスが、生前アルコール中毒を患っていたという。人気ドラマ『トゥルーブラッド』にラファイエット役で2008年から2014年にかけて出演していたネルサンは、心不全による合併症で他界したが、父トミー・リー・トンプソンさんはそれが飲酒を止めようとしたことに起因していると発表した。
ザ・ハリウッド・レポーターが入手したネルサンのマネージャーであるエミリー・ガーソン・セインズによる声明文にはこう書かれている。「ネルサンのお父様は、勇敢にもネルサンの心不全に関する状況を発表することに同意して下さいました。ネルサンは長年、薬物とアルコールの中毒に悩まされてきました。度重なるリハビリ治療を経て、ネルサンは自らアルコール摂取を止めようと試みました。お父様によれば、アルコール摂取の離脱過程で、血液感染を起こし、腎臓が機能を停止しました。肝臓は腫れあがり、血圧が急激に下がって彼のかわいそうな心臓が制御不能な状態となったということです」
そして声明は遺族らが、ネルサンの死が同様に中毒に苦しむ人たちに注意を喚起するきっかけになることを願っていると続く。「7月8日土曜日午前、4日間に渡るウッドハル病院での治療を経て、ネルサンの死が宣告されました。ネルサンは優しく、寛大で、心温かい人でした。彼は父親であり、息子であり、孫であり、兄弟であり、甥であり、幸運にも彼と知り合うことのできた人たちにとっての素晴らしい友人でした。ネルサンは生前自分の中毒を恥じていたため、そのことを語りたがりませんでした。しかしながらご遺族は、ネルサンは自分の死が他の人々を助けるための注意喚起となってほしいと願っているだろうと考えています」