ジェラルド・バトラー(47)は『300 〈スリーハンドレッド〉』の撮影中にヘルニアになってしまっていたという。2007年の同ヒット作で主人公のレオニダスを演じていたジェラルドだが、劇中の最も代表的なシーンの1つとなった「これがスパルタだ」と叫びながらキックする撮影の際、2回目の蹴りでヘルニアになってしまったのだそうだ。
ショートリスト誌のインタビューでジェラルドはこう振り返る。「あの映画の撮影中の俺の精神は『この男は地獄を経験している。俺が経験しているよりもはるかに厳しい状況なんだから、俺にできることと言えば、ちょっと蹴りをしたくらいでヘルニアになっちゃうことだ』って感じだったな。そうしたら、2回目の蹴りで本当になったんだけど。股関節屈筋は完全にやられたけど、まぁ、大丈夫だったよ」
ペルシア帝国とスパルタ軍の戦いを描いた同作では、レオニダスが圧倒的に数で劣りながらもスパルタ軍を率いてペルシア軍に立ち向かう姿が描かれた。スパルタ軍の死は避けられずとも、その犠牲によりギリシャ全体が力を合せて共通の敵であるペルシア軍に立ち向かうに至った。
そんなジェラルドは過去に出演したシェイクスピアの舞台『コリオレイナス』の中でも、木の杭で顔面を打たれるという痛い経験をしていたそうだ。「その舞台では激しく駆け回る中、手に杭を持っていたんだけど、俺が方向を変えたところで隣にいた男の持っていた木製の杭が俺の目に直撃したんだ。目を失ったと思ったね。結局、2週間くらい目の周りにアザがあるくらいで済んだけどさ」とジェラルドは語った。