リンゴ・スター(77)がイギリス王室からナイトの称号を授与され、サー・リンゴ・スターとなった。20日(火)リンゴはこの誉れ高き名誉をケンブリッジ公ウィリアム王子からバッキンガム宮殿にて授与され、毎日メダルをつけて朝食の時間を過ごすことになると冗談を飛ばした。
「凄いことだね。僕たちがしてきたことが認められたんだ。授与の承認をした時は本当に嬉しかった」「(メダルを)これから毎日朝食時に身に着ける予定さ」
そして、今回妻バーバラ・バックと共に勲章授与の式に参加したリンゴは自分の業績の一端を担ったザ・ビートルズのメンバーが不在ということもあり「今日は僕だけだったからちょっと震えてしまったよ」と緊張を明かしてもいた。他にも、これから名前の前にサーがつくことに関しては「まだわからないな。もらったばかりだし、どう正確に使うのかよく知らないんだ」と答えている。
そして、53年前にザ・ビートルズとしてポール・マッカートニー、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスンと共にエリザベス女王からMBE(大英帝国五等勲爵士)を受け取った際、式典中あまりの緊張でメンバーとバッキンガム宮殿のトイレでタバコを吹かしていたというエピソードについてBBCに聞かれたリンゴは、「誰がそんなこと言ったんだ?僕はそんな噂を流してはいないよ」と否定していた。
また、今回の称号授与に関して英国王室のツイッターには「おめでとうございます。サー・リンゴ・スター!」「今日バッキンガム宮殿で、ザ・ビートルズのドラマーが音楽への貢献としてケンブリッジ公から名誉を受けました」とメッセージが投稿されている。
昨年にはリンゴがナイトの称号を受け取るという話を受け、1997年に同称号を授与されたポールも「本当におめでとう、サー・リンゴ。サー・リチャード・スターキー(リンゴの本名)、いい響きだ。最高のドラマーで最高のダチ!ポール」と喜びのツイートを送っていた。