11月17日が「ダニー・デヴィートの日」に制定された。テレビドラマ『タクシー』のほか『バットマン リターンズ』や『マチルダ』『ツインズ』などの映画作品でも知られる個性派俳優のダニーが、出身地であるニュージャージー州で記念日とされる名誉を受けた。
現在73歳のダニーは、先月28日に開催されたアズベリー・パーク・ミュージック・アンド・フィルム・フェスティバルの最中に、誕生日である11月17日が「ダニー・デヴィートの日」となることを同市議会から発表された。
同地区の記念日では個人初となるこの名誉にダニーは「もちろん、光栄だったよ。最初はビーチに名前を付けてもらえるって聞いたんだけど。裏切られたみたいだね」とニューヨーク・タイムズ紙にコメントしながらも、ニュージャージーを舞台にした映画がより一層作られるようにアピールしていきたいとして、「アイコンとなり、ダニー・デヴィートの日まである人間として、ニュージャージーで映画がたくさん作られるようにニュージャージーの優遇税制を進めていきたいね」と続けた。
別居中の妻リー・パールマンとの間に成人した子供を3人持つダニーは、自身の製作会社をジャージー・フィルムズと名付けたり、自身が監督権主演を務めた『鬼ママを殺せ』を地元住民に見てもらえるようにとアズベリー・パークにあるパラマウント・シアターの修繕費用を自ら支払うなど、故郷ニュージャージーに強い思い入れを見せてきていた。フィル・マーフィー知事は今回の発表の際、「ダニーは地元を忘れたことがない」とコメントし、その強い絆がこの名誉へとつながったと説明していた。