「ワイルド・スピード」シリーズ第9弾の撮影現場で、ヴィン・ディーゼルのスタントダブルがセットから落下する事故が発生した。22日(月)、英ハートフォードシャーにあるワーナー・ブラザースのリーブスデン・スタジオでの撮影中、この男性は少なくとも30フィート(約9メートル)落下し、頭部に重傷を負ったという。
関係者はザ・サン紙にこう語っている。「このスタントマンは少なくとも30フィートは落下しました。もしかしたら、それ以上だったかもしれません。ヴィン・ディーゼルは事故の数秒後には現場にいたのを目撃されていますが、かなりショックを受けていた様子で、まばたきをして涙を堪えるなど顔は青ざめていました」「非常に高いバルコニーでのシーンを撮影したところでした。安全のためにワイヤーを付けてスタントマンはバルコニーから飛び降りたのですが、ワイヤーが切れたようです」「彼はまずバルコニーの下でワイヤーに釣られ、ゆっくりと地面に降ろされる予定でした。しかし、彼は地面に落下し、頭を打ち付けたのです」
イングランド東部の救急隊の広報がメールオンラインに語ったところによると、男性が落下したとの通報を正午頃に受けて、リーブスデン・スタジオに救急隊を派遣し、頭部に深刻な怪我を負った負傷者1名をヘリコプターでロイヤル・ロンドン病院まで搬送したという。
また製作陣はデッドラインに「本日、リーブスデンでの『ワイルド・スピード9』の撮影現場でスタントマンの1人が負傷する事故がありました。この事故に対処するために、撮影を1日中断させました」とコメントしている。
来年公開予定の同作にはミシェル・ロドリゲスやヘレン・ミレン、シャーリーズ・セロン、ジョン・シナらが出演している。