キット・ハリントンは『ゲーム・オブ・スローンズ』の人気絶頂期にセラピーを受けていたそうだ。同ドラマのシーズン5で自らが演じるジョン・スノウが殺されたことで大注目を浴びたキットは、その後キャラクターが復活を果たすことになるものの、自身の演技力に悩んでいたという。
キットはヴァラエティ誌にこう語っている。「テレビ番組で自分が続きを気にさせるような終わりの存在になり、しかもそのテレビ番組が恐らく絶頂期の時だと、自分に対する注目のレベルは恐ろしいものさ」「街中で『君は死んだの?』って聞かれるんだ。同時に、この外見でいなきゃいけないし。僕も一般的な役者同様神経質だけど、その注目によって神経症が最高レベルに達するわけさ」「自分の人生において、あまり良い時間ではなかったね。自分がとても幸運なんだと思わないといけないのに、実際のところ、精神的にとても弱くなっていた。多くの人が20代で経験することだと思うけど、人生の中でも脆くなっていた時期だった」「そんな時に、セラピーを受け始め、人に打ち明けるようになった。僕はとても不安を感じていたから、誰にも相談していなかったんだ。自分の状況に感謝しなきゃいけないと思っていたけど、下手くそな演技だったらどうしようと心配性になっていたんだ」「パーティーに出席して、パーティーがどんどん楽しくなっていくけど、いざ最高潮に達すると、それからそこにいる意味が分からなくなるようなものさ。これ以上何もないと気づく。それで終わりだと。そしてその状況を楽しむよりも、それ以上の何かを見つけようとすることが辛くなるんだ」
来月15日からファイナルシーズンが放送される『ゲーム・オブ・スローンズ』だが、キットによると、当初は出演者の間に番組開始以来初めての緊張が張り詰めていたものの、今では仲が良くなっているそうだ。